ディズニーの実写映画『マレフィセント』

2014年7月、日本でも公開になったディズニーの実写映画『マレフィセント』。有名な童話、「眠れる森の美女」に登場する魔女・マレフィセントを主人公にしたハリウッド映画です。

「眠れる森の~」の中で、彼女はオーロラ姫に眠りの魔法をかけます。本来では悪役である魔女・マレフィセントの視点で描かれているこのストーリーでは、彼女がなぜオーロラ姫に魔法をかけることになったのか、その真相を知ることが出来ます。オーロラ姫に出会う前、彼女がどんな生活をし、誰と出会い、なぜ心に闇を抱くようになったのか、とても丁寧に描かれています。

そして、この映画の中で彼女は“魔女”ではなく“妖精”として生きています。最新の技術で画面いっぱいに映し出される妖精の森は壮大で、緑と空や川の青のコントラストが美しいです。大きな黒い羽根で自由に上空を飛びまわるマレフィセントの目線で展開されるその光景は、スピード感に溢れ、まるで見えないはずの風までも見えるような迫力です。このシーンが美しいからこそ、後に彼女が受ける傷の大きさと衝撃に、見ている側も一緒に打ちのめされることになります。

「眠れる森の~」では描かれなかった彼女の生い立ちや心のうちが、ひとつひとつ手にとるようにわかります。果たして彼女は本当に悪役なのか、それを問いかけるような映画です。物事には必ず裏側、側面があるということを改めて教えてくれる映画です。

また、この映画は他にも「愛」や「赦し」というテーマも扱っています。オーロラ姫への愛、裏切った恋人への赦し、それから彼女自身へ向けられる愛。そのどれもが簡潔に描かれていて、観終わったあとには誰にも温かい感情が残る作品です。

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